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てこの原理のように小さなチカラを大きなチカラに変え、

『社会の常識、ここ変じゃない?』を変革する。

常識を変革するためには、小さなチカラを大きなちからに変換する必要です。

小さなチカラを大きなチカラに変換できない原因は、

社会で勝手に常識と決められた「しがらみ」です。

そのしがらみに「おかしくね?」とテコ入れするしていきます。

小さい力で、社会を変える大きな力を一緒に育てていくメディアです。

プロサーファー山中海輝選手にインタビュー!アスリートをしながらクリエイターとしても活躍中?マルチに活躍するまでに至る苦悩や経緯を聞いてみた。

「スポーツ選手になりたい」

スポーツをする者であれば、誰もがきっと
幼少期に、そんな夢を描いたことがあるはず。

しかし、スポーツを続けていくほど理想とのギャップに悩み、夢を諦めてしまう。
そういう経験をあなたもしたことがあるんじゃないでしょうか。

プロのスポーツ選手になれば、今頃どうしていたんだろう。
プロになる人たちは何が私たちと違うのであろうか。

そんな中、今回はプロサーファーの山中海輝選手にインタビューをしてみました。

プロサーファーの活躍だけに留まらず、映像クリエイターやモデルとマルチに活躍する山中選手にその実態と、成功の秘訣を伺います。

<今回のゲスト>
山中海輝(やまなか かいき)27歳。プロサーファー。
両親の影響で5歳でサーフィンを始める。17歳で全日本ジュニア優勝、2度にわたり日本代表チームキャプテンとして世界選手権へ出場するなど、着実な戦歴を経て、プロ資格を習得。
関西大学卒業後、サーフボードとカメラを持って世界ツアーを参戦するうちに見たものを写真や映像に残す魅力に取り憑かれ、本格的に東京・大阪を拠点に映像クリエイター・フォトグラファーとしても活動を始める。

※(元々知人のため一部フランクな会話になっています)

岡内

まずこんなコロナの時期ですが、
プロサーファーの方は活動できているんですか??

山中

基本的にみなさん、試合には出れていないですね…
一方で、Youtubeを始める方は増えています!

岡内

この時期のプロサーファー大変ですよね…
実際、Youtubeの方はどうなんですか??

山中

僕たちのyoutubeを見て「サーフィンを始めました」って声もいただき、チャンネルとしては伸びています。あとその他に、写真とか映像の仕事をやることが増えましたね。


山中選手の撮った写真一例
すごく惹き込まれる..

山中

4,5年ぐらい前から始めているんですが、色々な広告を撮っています。

ドローンを使って撮ったクジラの動画をSNSに投稿したら、Yahooの方が目にとめてくれて、3年前くらいからYahoo!Japan creatorsの一員に迎えていただきました。

岡内

すごっ。めちゃくちゃマルチですね!
写真とかはどういう経緯でやり始められたんですか?

山中

昔からカメラが好きで、ずっとやっていたら、僕の作品を見てくれた人たちから良い反応をもらえて、「あ、もっと上にいけるかも!」って思ったんです。

そこからサーフィンと同じような要領でプロを目指して今に至るって感じですね。

岡内

(センスがすごい…)

山中選手ってオンラインサロンもされていますよね??
オンラインサロンでは、どんなことをしているんですか??

山中

まず、毎日記事を書いています!

サーフィンとか映像、写真の撮り方とかそういうHow to系の記事や、ビジネスのことも書いているし、マルチタスクとか、人との話し方とか好きな本とか、人生観とか、そういうのを毎日書いていますね。

あとはオフ会をやったり、色々やっていますね笑


オンラインサロンのオフ会での様子

プロサーファーの収入は?サーフィンってどうやって勝敗がつくの?

岡内

プロサーファーが「どうやって収益を得ているのか」知らない人も多いと思うんですが、そのあたり教えていただけますか?

山中

スポンサー契約金がメインですね。それにプラスαで試合の賞金があります。

日本ツアーで優勝したら72万円。
海外ツアーの大会とかだと1000万とかもらえますね。

岡内

え、全然金額が違いますね!

山中

そうですね。海外と日本だと、全然人気が違いますね。
人気なのは、ブラジル・オーストラリア・アメリカ・ハワイとかで、そこに行けばプロサーファーはヒーローとして扱われることもあります。


サーフィン中の山中選手
かっけええ…

岡内

点数の付け方もよくわかっていなくって…
どうやったら良くて、どうやったら悪くなるんですか??

山中

ハーフパイプとかでたとえると、分かりやすいかも知れないですね。
ハーフパイプって、素人でも「高く飛んでてすげえ」って分かると思うんですが、高くてブレなければ点数は高くなります。サーフィンもその要領です。

ただ、ハーフパイプと違うのは、波の上に乗るところですね。波は毎回大きさや形が変わるので、そこの読みが難しく、また面白いところでもあります。

大きい波でデカいことをすれば点数が高く入る感じです。それを20分とか30分の時間制限の中で行っています。

岡内

波って運もあると思うんですが、試合前に波は予想できるもんなんですか?

山中

試合前に波を読みます!
でも相手は自然なので、30,40%くらいしか当たりません。

なので、へましないリスクをなるべく減らして、その中できたチャンスは絶対に逃さないっていうマインドでやっていますね。試合中に1回しかチャンスがないときもあれば、10回チャンスがあることもある。そんなスポーツなんです。

岡内

(その場の直感や、運も大きく影響しそう…)
波には試合時間内だったら何回でも乗っていいんですか?

山中

そうですね。でも試合は3,4人が同時にやるんで、その中で始めに乗った人に優先権があります。優先権は、順番で回っていきます。

山中

でも、前の人が乗らないなーとかは全然あって、そういう時はその人がスルーしたら他の人も乗っていいってルールになっています。

邪魔にならなければって感じですが、その上で駆け引きがあります。波の選び方もそうだし、相手にプレッシャーかける方法とかもありますね。

岡内

(駆け引きとかもあるんや…)
プレッシャーってどんな感じでかけるんですか??

山中

真横に常に座られてるとか、行きたそうな顔をするとかですね笑。
手前でバンバン波に乗っていくとか、いろいろあります!

サーフィンは人生そのもの

岡内

駆け引きがあったり、どの波を乗るかを見極めないといけなかったり…
聞けば聞くほど、サーフィンって奥深いですね!!

山中

めちゃめちゃ奥が深いですよ!なので、わかりずらいとも思います。

自然をフィールドにするので、予想外のことも平気で起きます。経営者の人でサーフィンやってる人が多いんですが、その理由がすごい分かるというか…

海に入ればみんな平等であって、
波に逆らうことはできないからなんだと思うんですよね。

山中

良い波が来たら、「それを逃さない」って感覚がビジネスとも似ていますよね。

「ここにかける」っていう感覚が。あと、波に対して自分の力だけで行ってもダメで、合わせないといけないところとか…

そういう面でも、サーフィンは勉強になることがめっちゃ多いんです。


サーフィンを人生を学べそう…

山中選手の学生時代は?高校生のころからプロ?

岡内

山中選手は、高校2年生からプロサーファーだと思うんですが、いろいろご苦労があったんじゃないですか??

山中

そうですね…
基本的にはスポンサー収入なのでそこが難しいですよね。

たとえば、会社員の方は怪我をしても休みで給料入るじゃないですか。もちろん、来年も仕事はありますよね。クビになることはまあーないと思います。

でも僕らは今年30,40万貰ってても、来年には0円になって就活生みたいになる可能性もあるわけです。そういうプレッシャーはいつも抱えていますね。実際に、怪我をしてスポンサーがいなった時期もありますし…

岡内

うわ..それはきつい。
ただでさ、怪我で苦しい時期なのに収入も止まるってきついですね…

山中

あとサーファーとして難しいのは、セカンドキャリア的な部分ですね。成功した例がなかなか無くって。昔は凄かったけど、今は何してるの?みたいな人が多いんです。

そういう現実と夢の境目を常に見るっていう立場にあるというか…
そういう部分は難しいところですね。

山中

もちろん楽しいときは楽しいんですが、一年間負け続けたときは来年が心配だし、自分に自信なくなるし、何に対しても言葉に重みがなくなるというか。

勝負の世界って勝ってる人はおー!ってなるけど、負けてる人には誰も話を聞かないしっていう感じなので。


輝かしい活動の裏には、人一倍のプレッシャーと努力が…

岡内

ターニングポイントだなって思う瞬間はありましたか?

山中

高1の時に、日本代表に選ばれたことですかね!

それまでは全国ではあまり目立たない選手だったんです。でも中3の最後の試合で日本の大会でベスト16に選ばれて、ギリギリラインでU18の日本代表に選ばれました。僕の父が計算高い人で、大きい大会で一回戦負けだと500ポイントしか入らないけど、小さな大会で優勝したら1000ポイントとかになるからって、小さい大会に多く出してくれていたんです。

それが功をなして、ギリギリ代表の枠に入れたことがターニングポイントですね。

山中

日本代表になってからは、自信がついてどんどん良い成績がついてくるようになりましたね。高2の時に全日本優勝して、その二か月後にプロになったり。

当時は、勢いしかなかったです笑。

岡内

日本代表という成功体験が、新たな成功を生んでいったんですね!
プロになりたいと思ったのはいつ頃からなんですか?

山中

小さい頃からなりたいとは思っていて、短冊とかに書いたりしていました。

プロになれると思ったのは、高校1年生の時に、プロとアマチュアが戦うイベントがあって、それに出たら2回くらいプロに勝っちゃったんです。

岡内

(高1の少年がプロを負かすってすごい話や…)
山中選手は、どんな幼少期だったんですか?

山中

父の影響でサーフィンはやり始めたんですが、当時はなんとなくずっとやっていた感じでした。ただ負けず嫌いなので、勝つために努力を惜しまないタイプだったと思います。

山中

小3ぐらいから大会に出るようになるんですが、負けず嫌いなので楽しくなってきて、そこで「サーフィンが好き」って思うようになりましたね。


山中選手がプロになった所以は
この負けず嫌いの性格からきているとのこと

日本代表から、世界レベルのサーファーへ

岡内

山中選手のこれからの展望はありますか??

山中

まずは、プロサーファーとして「世界的に認められるサーファーになる」っていう目標があります。

でもこの大会で勝ちたいとか、この大会に出たい!とかは無くて、それよりも自分にとってサーフィンをずっと続けていくことが幸せだから、サーフィンを続けるだけの成果にはこだわっていきたいと思っています。

山中

あとは、写真とか映像の分野で「大きい広告賞を取りたい」ですね。

プロサーファーっていう名前よりも「写真家の」っていう名前が付いたりとか、「クリエイターの」って呼ばれることがあればいいなと。

山中

自分のコミュニティももっと大きくして、1000人とか2000人とか、自分と同じ世界を見ている人たちを集めるつもりです。

そうすることで自分たちの世代だけでなく、自分たちよりも下の世代に残せるものを作って自分の幸福度を高めるだけで無くて、自分がいなくなった後でも残せることを行動していきたいですね。例えば環境問題とか。

その3つを考えています。サーファーやクリエイターの仕事を5年くらい積み上げていって、のちに社会的な事業を出来たらいいなって思っています。

岡内

かっこけえええ!!!

これからを担う学生へのメッセージ

岡内

最後にこれからを担っていく学生に向けて、メッセージをください。

山中

今、興味のあることを全力でやってほしい。
とにかくやってみて、経験することが重要かなって思います。

これからの時代、今までの常識が通用しないことの方が多いと思うんです。なので、みなさんには、非常識を常識にしていく意気込みで、まずは自分が興味あることに全力で挑戦してほしいなと思います。

岡内

ありがとうございます。挑戦し続けてきた山中選手だからこそ、伝えれるメッセージになっていると思います。本日はありがとうございました。

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この記事を書いた人

大阪生まれ。高等学校教諭一種免許取得。

教育実習にて、社会に出るための勉強を教えるはずの自分(教師)が、全く社会のことを知らないことに葛藤を覚え、サラリーマンの道へ。
400人以上の経営者へのインタビューを経験し、『型にハマらない』行動や選択をしている人が社会で大成していることを実感し、『可能性を伸ばす教育』を高校生に提供することを自身のミッションにする。

その後、高校生を対象にAO入試専門塾の校舎長として進路指導に従事。
全国の高校で講演活動も行う。
その傍ら、インタビュアとして2社。編集長として1社のオウンドメディアの立ち上げに従事。

<取材・文・編集=岡内大晟@okachi_kyoiku>

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