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てこの原理のように小さなチカラを大きなチカラに変え、

『社会の常識、ここ変じゃない?』を変革する。

常識を変革するためには、小さなチカラを大きなちからに変換する必要です。

小さなチカラを大きなチカラに変換できない原因は、

社会で勝手に常識と決められた「しがらみ」です。

そのしがらみに「おかしくね?」とテコ入れするしていきます。

小さい力で、社会を変える大きな力を一緒に育てていくメディアです。

【サラリーマンこそカッコイイ!】起業家にならないとやりたいことを実現できないって本当?

月曜日の午前8:25。

50代くらいだろうか。電車のつり革にしがみついている
ため息交じりのどんよりとした背中と、少しシワのあるスーツをまとったサラリーマン。

「ああ、こんな風になりたくねえな。」

高校生である私は、心の中でそうつぶやく。

同日、午後23:30。
寝る前の何も考えなくていいこの時間で、とりあえずyoutubeやtiktokを見るのが習慣だ。

今朝見たサラリーマンとは違い、
画面上には「やりたいことをやり、人生を楽しんでいる」人間がいる。

「ああ、こんな風になりたいな。」

彼らは、とにかく楽しそうだ。自由だし、お金も稼いでいるらしい。

確か、ニュースで見たことがある。
日本の企業数は約420万社。日本の総人口は1.265億。つまり人口の3%が社長ってことか。

このどこかの会社で社長をやれば
彼らのように「やりたいことをやり、人生を楽しむ」側の人間になれるであろうか。

残り97%側の人間になれば、俺もあんなサラリーマンになってしまうのか。

…ちょっと今夜は、考えすぎた。とにかく「今を楽しもう」が俺のモットー。
難しいことは、その時になって考えたらいい。では、おやすみなさい。

========

こんな少年のように、「サラリーマン=大変そう」や、「起業家やyoutuberにならないとやりたいことをできない」と思っている人も少なくないのではないだろうか??

今回は、そんな思いを持つ中高生に向けて
起業家だからワクワクしている。サラリーマンだからワクワクできない。ではなく
「サラリーマンだってワクワクできるんだ」ということを伝えようと思う。

ワクワクしながらサラリーマンをしている人ってどんな人がいるのだろうか??
実際に、ANOTHER TEACHERという教育団体の代表もしながら、サラリーマンとしても活躍をしている小澤悠さんにインタビューをさせていただいた。

『日本人全員をせんせいにする』という壮大な目標を掲げる彼から学ぶ、人生の切り拓き方とは??

今回のゲスト:
小澤悠(おざわ ゆう)
教育団体ANOTHER TEACHER代表。
オンラインファミリープラットフォーム天才バンク代表。兵庫県西宮市生まれ。

早稲田大学政治経済学部卒業後、総合商社に入社。入社後は、4年間穀物貿易業務に従事。労働組合専従にてテレワーク導入等の働き方改革を担当後、経営企画部に異動し大阪に赴任。現在は新規事業創出に携わる。
日本人全員をせんせいにして、中高生・学校の先生方・働く全ての大人の壁をなくすべく、本業の傍ら2019年1月~有志団体ANOTHER TEACHERを始動。これまでオフライン・オンラインで30校以上の中学・高校に述べ300人以上の働く大人を送り出している。また、小学生から80代の方々まで所属しているオンラインプラットホームコミュニティ『天才バンク』の運営に携わる。日本人全員にせんせい意識を浸透させて日本中の世代や組織の壁をなくすべく奮闘中。

<聞き手=岡内大晟>

岡内

小澤さん、本日はよろしくお願いします。

僕は、「ANOTHER TEACHERの小澤さん」という印象が強いんですが
小澤さんって会社員さんなんですね!(めっちゃ意外です)

小澤

はい、サラリーマンです笑

なので、普段は会社に勤めています。

岡内

(会社員っていうのが未だに信じられないくらい衝撃…)

僕、”ANOTHER TEACHER”大ファンで、陰ながらいつも応援しております。

改めてどんな活動をされているか、読者のみなさんに教えていただけますか??

小澤

そう言っていただき、嬉しいです。

“ANOTHER TEACHER”は、全国の学校に働く大人を呼んで、ワークショップや講演活動をしたり、オンラインでの交流機会を作る活動をしています。中高生、学校の先生方、働く全ての大人の壁を無くすという思いを持って活動しています。

学校現場と社会の壁を無くしたいという思いをもって活動しています。

岡内

(大共感&大ファンのため、首をなんども縦に振っています)

ANOTHER TEACHER本当に素敵です!
学校現場と社会との間にある壁って結構、高い壁ですよね…

(僕が高校生の時は、「部活」と「家」の二つしか生活圏がなかったため、より閉鎖的な世界しか見えていなかったな…)

小澤

会社員って普段働いていると就職活動を除いて、22歳以下の方々と接する機会なんてほとんどないんです。お互い接する機会がないので、自然にジェネレーションギャップって起きてしまいますよね。汗

加えて、「サラリーマンってそもそもどんなんなんだろう?」ってイメージがつかない高校生も多いんじゃないでしょうか??

岡内

僕は、まさにそのイメージがつかない高校生でした!

地元は田舎の方だったので、周りにスーツを着ている大人すらいなかったんです。
みんな公務員か、自営業みたいな大人ばかりで…

今でこそ上京して、サラリーマンをしていますが
当時は全くサラリーマンの実態を理解していなかったですね。

(大変そうなイメージだけはあったな…)

小澤

ですよね。なので、学校と社会の壁を無くしたいんです!

「学校を卒業した後どうなっていくのか?」想像しにくいと思うんですよ。しかもウィズコロナの時代において、この世界をどう生きていくか、どう課題を乗り越えていくかということに正解なんてないわけです。

だからこそ、色んな価値観や人に触れることで刺激を受けて、未来を自ら描いていけると思うんです。

岡内

めちゃくちゃ素敵です!

ちなみに、小澤さんは普段サラリーマンをされていると思うんですが
どういうきっかけで”ANOTHER TEACHER”がスタートしたんですか??

目次

ANOTHER TEACHERができるまで…

小澤

会社に入社後、たまたま縁あって某教育委員会のプログラムの一環で学校講演をさせていただく機会を得ました。

いろんな企業の経営の方が登壇されている中、サラリーマンである僕も特別に混ぜて貰って講演をさせていただいたんです。

岡内

(周りが経営者の中で一人だけサラリーマン!?)
(僕だったら萎縮しちゃうな…)

小澤

仕事そのものについて説明するよりも、自らの失敗経験を沢山話したことで、(高校生にとって)身近な存在として話すことができた点がよかったのか、

こんなただのサラリーマンの言葉でも元気を与えることができるんだ!って気づきました。

小澤

だったら、僕以上に話が上手な人はいるし、もっと教えることが上手な人もいる。そんな人たちが話すことで、「高校生にいい学びを与えられるんじゃないか」と思ったんです。

僕は人と人とをつなげるのが趣味だし、得意だったので
『教育✖️人集め』がそこからキーワードになりました。

教育のことは本当に何も知らない状態だったんですが、人と人とを結び合わせることは自分の好きなことだったので、ノーストレスだったのが大きかったですね。

そして、2018年12月にお風呂に入っている時に
「日本人全員せんせいにしよ」ってふと思いまして…笑
facebookで「こういう活動をしようと思うんですが興味ありませんか?」って募ったんです。

そうしたら、キックオフイベントに100人も集まって!
そこから”ANOTHER TEACHER”創設に至りました。

岡内

へえぇぇ〜〜!

行動していた中で偶然気づいた中高校生のニーズに、小澤さんの「人集め」の能力がバシッとハマったんですね。

(それにしても、高校生の時に小澤さんの話を聴けるなんて羨ましい。)

小澤

最初は失敗の連続だったんですが、
イベントを重ねるごとに、教育の仕事をしていない人たちでもイベントに参加してくれたり、意外とみんな(教育関係者以外でも)教育に関心が高いことに気づいたんです。

「あれ、みんな今の教育に対して思うこといっぱいあるんや!」って

岡内

業界問わず、教育に関心がある社会人の方って多いんですね!(意外だ…)
でもみなさん、教育に関わるきっかけがなかった…

だからこそ、小澤さんの活動がきっかけで
たくさんの人がその活動に賛同し、行動されたんですね。

小澤

はい。そういった大人側のニーズもありましたが、それ以上に
講演を聴いてくれていた高校生が「勉強になった」と喜んでくれるんです。

講演しているのは、サラリーマンなんですが
高校生にとっては、とても刺激になっていることが本当に嬉しいですね。

小澤

それこそ日本人のほとんどが、サラリーマンなわけですから
そのサラリーマンになることにワクワクしてもらいたいんです。

起業家だから輝いている、ではなく、サラリーマンでも
「この人めっちゃ楽しそう!」って思ってもらうことができたら大成功ですね。

岡内

「サラリーマンになることにワクワクする」とても素敵ですね!!

起業しろよ〜、独立しろよ〜、といった声がSNSなどでもよく言われている中
こういった【サラリーマンでもワクワクできる】って声はもっと届けていきたいですね!

才能の見つけ方とは!?

小澤

あと、そうやって色んな社会や価値観に触れていくことで「自分の才能」にも気づけると思うんですよね。

岡内

「才能」ですか!?
(お、これは名言が出そうな予感!)

小澤

はい。僕は
「才能」は皆、生まれながらにして持っている先天的なものだと思っています。

ただ、自分ではなかなか気付かないので
才能は誰かに教えてもらわないと気づけないじゃないか?とも思っています。

岡内

なるほどぉぉぉ!!!
誰かに教えてもらわないとですか…??

小澤

本人は当たり前だと思っていることも多いですから、人から「それ才能だよ!」と教えてもらうことでやっと気づけると思うんです。

岡内

確かに!
才能は自分ではなかなか気付かないから、
誰かに教えてもらわないと「才能があるか、どうか」なんてわからないですね!

小澤

ですよね。僕は前提として
生まれながらにして皆、なにかしらの「才能」がある。と信じていますから、

何かアクションを起こすことで自分の知らなかった「才能」に出会うことができると思うんです。

小澤

アクションを起こし、人や価値観に触れ続けていくことで
「あれ、もしかして…」と才能に気づくことができるわけです。

つまり、「才能」はあとから気づくものなんですね。

岡内

なるほど!!!!
めちゃくちゃ勉強になります!!
才能はあとから気づくものなんですね。

才能があるから「この仕事をしよう」とか、
「あの進路を選ぼう」って人生を描いていくのかと思っていました..

小澤

そういう人は多いですよね。
でも、色んな価値観に触れないと
「何が自分に合っているか」なんてわからないんですよ。

だから、そういった意味もあって
学校と社会の壁をなくすことは、とても重要なことだと思います。

岡内

!!!!!!(感動して言葉を失っている)

めっちゃくちゃ感銘を受けました!
でも、忘れていましたが小澤さんって「サラリーマン」なんですよね??

なんでそんなに兼業していて、パワフルなんですか??
(しかも、小澤さんの務める会社は商社。ただでさえ忙しいのに…)

サラリーマンこそカッコイイ!?

小澤

本業の商社の仕事も、”ANOTHER TEACHER”の仕事も
楽しくて、ずっとやっていられるからですかね。

サラリーマンだから仕事が大変だ、とかではなく
商社の仕事もめっちゃくちゃ楽しいんでやれていますね。
なのであんまり(精神的には)疲れないです!

岡内

(小澤さんの表情から「本当に楽しいんだろうな」って伝わってくる)

小澤

さらに、会社員として働くことと、”ANOTHER TEACHER”で働くことって
結構、相乗効果があるんです。

“ANOTHER TEACHER”の仕事がきっかけで、本業の仕事に繋がったり。
本業がきっかけで、”ANOTHER TEACHER”に繋がったり。

なので、本業をやっているからこそ、”ANOTHER TEACHER”の事業が成長しているので「サラリーマンやっててよかった」って思っています。

岡内

なるほど!小澤さんにとって、
本業のサラリーマンでの働き方も小澤さんの好きなことなんですね!

小澤

そうですね!
こういった姿を高校生に見せることで
「サラリーマンも楽しいんだぞ」って思ってもらいたいです。

でも実際、本当にサラリーマンって楽しくないですか??

岡内

僕も大共感です。僕もサラリーマンですが、好きなことさせてもらっていますし、かなり楽しんでいます笑

小澤

ですよね!サラリーマンになったら「好きなことをやれない人生だ」ってことじゃなくて、「好きなことを実現する手段の一つが、会社に勤める」ってだけだと思うんですよね。

岡内

なるほど!
サラリーマンが、好きなことを実現するための手段だと捉えることができれば、生徒にとってサラリーマンになることにワクワク感が生まれそうですね!

岡内

今回は、「サラリーマンってかっこいいんだぞ」以外にも
才能の見つけ方や、人生の切り拓き方についても学ばせていただきました。

小澤さんありがとうございました!!

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この記事を書いている人:
岡内 大晟(おかうち たいせい)
大阪生まれ。高等学校教諭一種免許取得。
教育実習にて、社会に出るための勉強を教えるはずの自分(教師)が、全く社会のことを知らないことに葛藤を覚え、サラリーマンの道へ。

400人以上の経営者へのインタビューを経験し、『型にハマらない』行動や選択をしている人が社会で大成していることを実感し、『可能性を伸ばす教育』を高校生に提供することを自身のミッションにする。

その後、高校生を対象にAO入試専門塾の校舎長として進路指導に従事。 全国の高校で講演活動も行う。 その傍ら、インタビュアとして2社。編集長として1社のオウンドメディアの立ち上げに従事。 <取材・文・編集=岡内大晟@okachi_kyoiku>

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この記事を書いた人

大阪生まれ。高等学校教諭一種免許取得。

教育実習にて、社会に出るための勉強を教えるはずの自分(教師)が、全く社会のことを知らないことに葛藤を覚え、サラリーマンの道へ。
400人以上の経営者へのインタビューを経験し、『型にハマらない』行動や選択をしている人が社会で大成していることを実感し、『可能性を伸ばす教育』を高校生に提供することを自身のミッションにする。

その後、高校生を対象にAO入試専門塾の校舎長として進路指導に従事。
全国の高校で講演活動も行う。
その傍ら、インタビュアとして2社。編集長として1社のオウンドメディアの立ち上げに従事。

<取材・文・編集=岡内大晟@okachi_kyoiku>

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