MENU
ポリシー

てこの原理のように小さなチカラを大きなチカラに変え、

『社会の常識、ここ変じゃない?』を変革する。

常識を変革するためには、小さなチカラを大きなちからに変換する必要です。

小さなチカラを大きなチカラに変換できない原因は、

社会で勝手に常識と決められた「しがらみ」です。

そのしがらみに「おかしくね?」とテコ入れするしていきます。

小さい力で、社会を変える大きな力を一緒に育てていくメディアです。

教育業界の新リーダー初対談!自分らしさで生きていく方法とは⁉︎

あなたは、やりたいことに蓋をしていないだろうか。

「それってエゴだよね」

それで食っていけるの?」

「ちゃんと現実を見なさい」

そういった周りからの言葉で、もともとあなたの中にあった『やりたいこと』は、蓋をされていないだろうか?

「やりたいことだけをやるなんてワガママだった」

「ちゃんと食っていける仕事に就かないと」

「夢ばかり追いかけず地に足をつけないとな」

あなたの脳は、こんな言葉で行動を正当化しようとしているはず。なぜなら「防衛本能」は人の最大のエネルギー源で、脳は勝手に、行動も、記憶も正当化しようとするからだ。

正当化された状態になれば、『やりたいことがない人間』の完成
もう一度聞くが、「あなたは、やりたいことに蓋をしていないだろうか」

今回は、やりたいことを突きつめて、世のため人のために活躍し続ける、教育業界の新リーダーお二人にお話をお伺いしてきた。メディアでも話題を集めるお二人が、なぜここまでやりたいことを実行しつづけ、社会からも賞賛されているのか。その秘訣とは。

今回のゲスト:

中馬 一登
株式会社MIYACO代表取締役
1987年生まれ。2014年に兄弟3人で会社設立。人材/教育事業や観光事業、地方創生事業。京都市や大阪市、舞鶴市と連携し、若手の活躍を推進するプロジェクトなどを多数企画/開催。ダボス会議などで知られている世界経済フォーラムによって任命された33歳以下の若者によるコミュニティ「GLOBALSHAPERS KYOTO HUB」の元キュレーター。

今回のゲスト:

金谷 智
株式会社LXDESIGN代表取締役社長
1990年、富山県生まれ。
高岡高校、東京学芸大学 教育学部を卒業後、アメリカ・サンフランシスコのスタートアップ企業、公立小学校学級担任、(株)リクルートAI領域を経て、(株)LXDESIGNを設立。
教育特化型複業プラットフォーム”複業先生”など、テクノロジー×教育領域のサービスを全国展開。教育系大学生のためのLXゼミは年間参加者300名を超えるコミュニティに成長。都内私立大学での客員教員、地元富山大学での授業など、国、行政、企業、多様なプレイヤーを巻き込んだ、学校の新たな関係人口創出エコシステムに注目が集まる

<聞き手=岡内大晟>

岡内

中馬さん、金谷さん、本日は高校生に向けて、「自分らしさで将来を切り拓いていく」というテーマでご対談いただきます。よろしくお願いします。

目次

【①ターニングポイントはいつですか?】

岡内

早速ですが、お二人はどんな高校生だったんですか??

中馬

京都の山城高校に通っていまして、サッカー選手になりたかったので、サッカーばかりやっていましたね。
ただ怪我もあったりする中、「ああプロになれないな」と思った時があって、その途端、急に目標や夢がなくなって「うわ、どうしよう」「プランでは大学には行く予定もなく、高校卒業してそのままJリーガーだったのに…」と悩みましたね。

中馬

学校の先生に相談しても「とりあえず大学行ったら?」って言うわけですよ。

「とりあえず就職するためにいい大学にいっておけ」「今の君の偏差値的にはこのへんだろう」みたいな。もちろん、その時の先生は僕のことを考えて、大学にいくのがベストやと思い、言ってくれたと思うんですけどね。なので、当時は何も目的もなく、大学に行くことになりました。

岡内

(中馬さんのような方でも、当時は目的なく大学進学されてたんだ…)

中馬

目的もなく、とりあえず(自分の身の丈にあった偏差値の)大学にいき、しかも第一志望の大学には受からず、第二志望に入学。って感じでした。

大学入ってからもやりたいことはなく、とりあえず、サークル・バイトの日々。「何か人生が変わるかな」と思い、海外留学に行っても、帰ってきてすぐしたらまたいつも通りの日常に戻る。大学生活でもそんな感じでした。

岡内

めっちゃ意外です!10代からバリバリビジネスしていたのかな、と思ってました。

中馬

全然です。本当に一般的な大学生活だったんです。
そんな中、『就活』がターニングポイントになりました。

岡内

『就活』ですか!

中馬

はい。実は、就活で出会った、ばちくそ怖い企業の人事の方にめちゃくちゃ詰められたのがターニングポイントです笑

岡内

ええええええええ!!笑

中馬

その方は、怖すぎて他の学生は泣き出すほどだったんですが、いつも本質を突いてくるんですよ。「そんでこの仕事やないとあかんねん」「お前にとって幸せってなんやねん」とか。

そうやってずーっと詰められていく中で、
「あれ、なんで俺はこの会社に入って、この仕事をするんやっけ」
「何十年って働かないといけへんのに、本当にこの会社に入りたいのかな?」
って考えるようになり、それでようやく自分のやりたいこととか、人生に対する捉え方が変わってきたんですね。

岡内

(僕ならビビって、その人事と距離あけちゃうなぁ…)

中馬

最終的には、その怖い人事のいる会社に内定もらえる段階にまできたんですけど、おかげさまで、本当にやりたいことが見つかり、「僕のやりたいことはここじゃない」って気づき選考を辞退したんです。

中馬

本当に自分がやりたいことは『世界をよくする人間になること』だと気づき、

じゃあ、世界よくする人間ってどんな人がいるんだろう??
それを知るために、世界をみないといけないよね。と感じ、その翌日に大学に休学届けを出して、すぐ海外にバックパッカーしにいきましたね。

おもしろいことに、この段階で、周りの友達と一緒に卒業できないのが決定し、今まで敷かれていたレールから外れたのを感じましたね。

よし!「自分の好きなように生きよう!」って、決意しました。

関西テレビ『となりの人間国宝』に出演時の中馬さん
岡内

厳しい環境での経験が、逆に人生を大きく変える良いきっかけになったんですね!

金谷さんはどんな高校生だったんですか?

金谷

僕は、高校時代から学校の先生になるのが目標だったんですが、周りの友達に「なんで教師なんかなるの?」って言われてましたね。

彼らは京都大学とかに進学できる学力優秀者で、僕も人として一目置いていた友人たちだったんですが、揃いも揃って「なんで教師になるの?」って言われるわけですよ。

金谷家は、6代校長先生が続く教員一家だったので、そこを否定されちゃうのは、かなりショッックでした。学力ではどんなに勉強してもかなわない彼らに、その発言をされてしまうと「ああ、どうしよう」みたいな笑

岡内

たしかに、それはきついですね。

金谷

もしその仕事を選んだとして、向こう40年50年とか、選びつづけるとしたら、頑張っても彼らとの差はひっくり返せないんじゃないか、みたいな焦りはありましたね。

金谷

そうとはいえ、東京学芸大学っていう教師になるための学校に進学しまして。

日々、先生になるための勉強をしている平凡な大学生だったんですが、上京して1年、2年たったころにターニングポイントとなる出来事がありました。

岡内

(お!)

金谷

当時は、とにかく「いい先生になるには」というテーマの”解”を探していまして、海外に留学に行ったりとか、いろんな人に会いに行っていたんですね。その中で、たまたま海外留学先のオーストラリアで、富山出身の経営者とお会いしたんです。

金谷

その人は、富山とオーストラリアを行き来する生き方をしていて、僕の中では学校の先生に「海外見にいけよ」と言われるより、よっぽどいろんな世界を見せてくれる大人だったんで、「そんな大人になりたいなぁ」と思うようになったんです。

その人に「金谷も手伝って!」と誘っていただき、フリーペーパーの立ち上げを経験し、新しいサービスをつくるビジネス経験を積ませて頂いたんですね。ここで初めて、学校の先生以外の働き方として、『起業家』という選択肢ができたんです。

中馬

それ結構ラッキーな出会いですね!

僕らの年代の頃って起業家に出会うなんて、そうそうないことですもんね。
今でこそ、ネットとか、それこそAOIさんとか、いろんな手段で会えるツールはありますけど。金谷さん持ってますね!

総合型選抜AOI(https://aoaoi.jp/)では、
様々な業界のプロフェッショナルな方をお呼びして、高校生に向けて講演を頂いております。

金谷

今思い返すとですが、とにかく人生に生き急いでいたんで、何かを喋っていたと思います。「もっと頑張らないといけないんです!!」みたいな笑 

その熱量を拾ってくれたのが、たまたまその起業家の方で。一方で、「なんでそんなに生き急いでいるの?」って言われることもあったんですが、とにかく人生に対する”解”を求めて行動していたのに、見つからないわけですよ。だから焦っていましたね。

中馬

僕も同じです。大学にいけば何か答えが見つかるんじゃないか。って思っているんですよ。ほっといても夢が見つかるって。

でも結局、勝手に降ってくるものでもないし、見つからなかったんですよ。なので、僕も金谷さんと同じように焦っていましたね。

岡内

(こんなお二人でも、人生に焦っていたときがあったんだ・・・)

中馬

「あかん、なんかもっとアツくなれるもんないか」って考えてるときに、僕、腰を怪我してるんで「サッカーはできひんけどフットサルやったらもしかしたらプロなれるんちゃうか」って思うようになったんです。

そんなとき、たまたま知り合いの縁で、オーストラリアに別荘がある社長さんに出会って、「今、オーストラリアもフットサルに力入れているし、俺の別荘貸したげるから行ってこい」言っていただき、そこから一人で武者修行としてオーストラリアにいったんですね。

岡内

海外に、武者修行!なかなか行動できない、大胆な行動ですね。

金谷

これ何がすごいって「武者修行いってこい」って言われて、すぐ行動に移したその行動力がすごくって。きっかけをつかむ時って、その瞬間に行動できるかだと思うんですよ。

岡内

たしかに、金谷さんも「手伝え」言われてそこから速攻で行動されてますもんね!

(きっかけをつかむには、思考したり行動したりして、事前に準備を整えておき、「キタッ」ってタイミングで行動できるかどうかな気がする)

中馬

これちょっとバカじゃなきゃダメかもですね笑 

もし、頭良すぎると、すぐリスク見えちゃうんで行動できなくなると思うんですよ。僕ね、「ネタになるようなことを若いうちにやっておいたほうがいい」って思ってて。なので、武者修行も最悪どうなってもよかったんですよ。

岡内

たしかに、いろいろ考えてしまうことで行動できなくなってしまいますよね。

金谷さんも同じように、リスク考える前に行動されていますか?

金谷

僕の場合は、ビビッてましたね。笑

田舎から出てきた僕にとって、経営者とお茶するって行為が結構怖いんですよ!
新宿西口のスタバでお茶している時は「ああ、、絶対借金背負わされる」って笑 

リスク回避の知識なんて当時ほとんどなかったですけど、身構えながらも、行動だけはすぐできるようにしておこうと備えていましたね。

岡内

そうなんですね笑
お二人は共通してチャンスを掴み取った、その行動力は同じであれど、育ってきた環境や性格が違う分、異なる2つの成功事例を学ばせていただきました。

複業先生を実施中の金谷さん

【②10代でこれだけはやっておいたほうが良いことは?】

岡内

10代でこれだけはやっておいたほうがいいことはありますか??

中馬

『親離れ』ですかね。

何かあると親に相談しよう、親に頼ろうとしているのはもったいないですね。せっかく自分で自由に決められるチャンスがあるのに、それを放棄している。

金谷

めちゃ共感ですね。一人暮らしも、結果、親離れになるのでおすすめです。

僕の場合も、親に対して、基本的に事後報告の人生になってますね。学校辞める時とかも、「辞めたよ〜」ってLINEで事後報告して、実家は大炎上でした。6代続く教員一家から、とうとう学校を辞める人間がでてきたぞ、どうしよう。みたいな笑

中馬

親を喜ばせたい、って思う子どもは多いと思うんですよ。それ自体はもちろん良いことですが、親のいうことを聞くことが、本当の意味で親を喜ばせることに繋がらないんですね。

岡内

なるほど!たしかに、「親の言うことを聞く=親を喜ばせる」ではないですよね。

中馬

ですね。これめっちゃ大事なんですが、ここで何が言いたかったかっていうと『決断する量と質を高めよ』ってことなんですね。(『親離れ』はあくまで手段です)

高校生も基本的には、毎週同じカリキュラムの授業をこなして、部活をして、って日々ルーティンがあると思うんですけど、これって思考してないと同じなんですね。決断する量と質が圧倒的に少ないのはもったいないですね。

岡内

(『決断する量と質を高めよ』すごく大事なキーワードが出てきた!!)

中馬

決断する回数を増やすことで得れる経験値ってすごくって。
これからの時代、”本ッ当に”答えがないわけですよ。

今まで通り、親とか先生とかのいうことだけ信じて生きていったら、「思ったんとちゃうやん」ってことばかりで。ドライですけど、最終信じれるのは『自分だけ』なんですよね。

だからこそ、自分の人生を決めていく練習をしないといけないので、決断する量と質を高めれる環境を用意したほうが良い。だから、10代は親元から離れたほうが良い。という結論なんですね。

金谷

これですね。間違いない。

【③人生で大事にしていることは?】

岡内

人生で大事にしていることはありますか??

中馬

『我(われ)がまま』でいることですね。

いかに自分らしくいられるかを大事にしています。よく「好きなことでいきていこう」ってネットとかで謳い文句があると思うんですが、「いや、好きなことだけで生きていくほど簡単なもんないよ」ってことはちゃんと伝えたくって。

中馬

我(われ)がままで生きていくためには、それが許されるだけの『何か』をもっていないといけなくって。それは、経験かもしれないし、人望かもしれないし、知識や人脈かもしれないし。

多分、我(われ)がままで生きている人って、それを許されるだけの何かを持っていると思うんですよ。なので、高校生のうちに、そのことを意識して「自分なりの『何か』を身につけよう」と意識することって大事だと思いますね。

岡内

これは……(グサッと中馬さんの言葉が胸に刺さり、言葉を失う)

何も考えず「好きなことで生きていこうぜ」では、もちろんダメですもんね。自分らしく(我(われ)がまま)生きていくためには、それ相当の行動が必要というわけですね。

金谷

僕は、『一番良いのが今である』ということですね。

ああ、もうすでにここまで来ちゃったからいまさら変えるのはなぁ。って妥協してしまうことって結構あるあるだと思うんですが、気づいたところから行動すべきだし、思考を変えていくべきだと思うんですよね。

金谷

なので、とにかく1個目のアクションを早く取ることが大事ですね。

今日話してた留学にいく、とか親離れするとか、いろいろ出た中で、「じゃあどれからする?」って話になると思うんですけど、とにかく今一番興味のあることに最速でアクションを取るべきだと思いますね。

岡内

たしかにそうですね。こういった話を聞いて、「こうしたほうがいいかも!」と心が動いているにも関わらず、行動できずじまいで終わってしまうってこと僕もよくあります。あと、「あ、また行動しなかったやん俺」って、あとあと反省だけして終わってしまうパターンもありますね。

その気づいた瞬間こそ、『一番良いのが今である』ですから、行動をしていくべきですよね。

岡内

自分らしく将来を切り拓いていくためには、『決断する量と質を高め、今からすぐ行動していく』ことが必要であると学ばせていただきました。

本日は本当にありがとうございました。

オススメ記事
『「できないことなんてない」片脚が不自由で、できることを制限されてきた男が伝える夢の叶え方とは』

今回のゲストをフォローしよう
中馬一登さんのTwitterをフォローする 
金谷智さんのTwitterをフォローする

この記事を書いている人:
岡内 大晟(おかうち たいせい)大阪生まれ。
高等学校教諭一種免許取得。

教育実習にて、社会に出るための勉強を教えるはずの自分(教師)が、全く社会のことを知らないことに葛藤を覚え、サラリーマンの道へ。400人以上の経営者へのインタビューを経験し、『型にハマらない』行動や選択をしている人が社会で大成していることを実感し、『可能性を伸ばす教育』を高校生に提供することを自身のミッションにする。

現在は、AO入試専門塾で高校生を対象にAO入試のサポートを行う校舎長(※正式には総合型選抜入試ですが、AO入試と表記しております。)

<取材・文・編集=岡内大晟@okachi_kyoiku

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大阪生まれ。高等学校教諭一種免許取得。

教育実習にて、社会に出るための勉強を教えるはずの自分(教師)が、全く社会のことを知らないことに葛藤を覚え、サラリーマンの道へ。
400人以上の経営者へのインタビューを経験し、『型にハマらない』行動や選択をしている人が社会で大成していることを実感し、『可能性を伸ばす教育』を高校生に提供することを自身のミッションにする。

その後、高校生を対象にAO入試専門塾の校舎長として進路指導に従事。
全国の高校で講演活動も行う。
その傍ら、インタビュアとして2社。編集長として1社のオウンドメディアの立ち上げに従事。

<取材・文・編集=岡内大晟@okachi_kyoiku>

コメント

コメントする

目次