社会人ではない方はわからないとは思いますが、新入社員になると最初に直面することは「わからないことが多すぎる」ということなんですね。
分からないことが多すぎると、人間は当然ミスをします。
そうすると上司から、「分からないなら聞けよ!」となぜか怒られます。
一方、「すみません、分からないので教えてください」と質問すると、「何でもかんでも聞くな!」となぜかまた怒られたり。
「この前は質問しろって言ったじゃないか」、新入社員はこのような【2つの基準】にイラだち、苦悩するわけです。
今回は、このような質問に関するあなたの悩みがなぜ発生するのかについて書いていきます。
この記事を読み、あなたの質問力をあげていきましょう。
質問が上手な人はどんどん伸びていく
さて、なぜ上記のような【2つの基準】が発生するのかというと、それは【質問すべきこと】と【質問すべきでないこと】があるからなんですね。
質問すべきことが質問できている人は、質問をするたびにどんどん伸びていきます。
反対に、質問すべきでないことを質問してしまっている人は【伸びることはなく、むしろ悪化する】傾向にあります。
もう一度、自身の質問を振り返り、質問すべきことを質問できているかを振り返ってみてください。
質問は成長のタネですが、あなたの成長を奪う麻薬でもあります。
その麻薬は本当に依存性があり危険なので、この記事を読んで自身を振り返り、成長のきっかけにしてほしいです。
▼伸びる人ランキング
- 質問すべきことが質問できる人
- 全く質問せずに淡々と作業を行う人
- 質問すべきでないことを質問する人
なぜ質問力が低いと伸びないのか
なぜ質問力が低いと伸びないのか、その答えは、【思考を放棄しているから】なんですね。
質問力が低い人は、「答えを相手から教えてもらうこと」を質問を通して行っています。
自分で何も考えず、答えを人から教えてもらっていては、思考力や応用力がつきません。
つまり、そこの答えだけが分かってもその人自身は成長していないので、また似たような分からないことがでてきたときに、結局”分からない”という状態になってしまうんですね。
これでは質問している意味がありません。
相手の時間を奪っている泥棒です。
そのため、僕は”クオリティの低い質問”が来たときには、【なるべく無視する】ようにしています。きちんと考えて成長してほしいからです。
僕のような答えをくれない人がいたときに、答えをくれる相手に頼っている人がいますが、もう最悪です。
その相手は、【あなたの思考を食らう獏】です。【優しい顔をした魔物】です。
気をつけましょう。
▼質問力が低い人がしがちな質問リスト
- どうすればいいですか?
- なにやればいいですか?
- これの意味がわかりません。
どんな質問をすれば怒られないのか
では、どんな時に質問をするべきなのでしょうか。
それは、【これ以上考える余地がない時】です。
当たり前ですが、単語の意味がわからなかったら調べれば良いだけですよね。
そのため、単語の意味は聞くべきではありません。
そんなことは分かってるよと思ったあなた、文章の意味はどうでしょうか?意外に質問をしてくる人がいます。
これも質問すべきことではありません。
文章とは、単語と単語の連なりなので、文章が分からない時に行うまず1つ目の作業は、「単語の意味を調べること」です。
次に、単語は、【どのような文章の中で使用されるか】によって、意味が変わるので(文脈)、「この文章の流れで使われているからおそらくこういう意味なのではないか」と考えることによって、意味を推測することができます。
さらに長文などでは、なにが分からないかを具体化し、1つ1つ分からない箇所を潰していくことも大切です。
- この段落ではなにが言いたいのかがわからない?(=要約)
- この段落とこの段落のつながりはなにかがわからない?(=読解)
ここでまでやってわからない時、初めて質問すべきことになります。
▼質問力が高い人がする質問リスト
- 長文読解の〇〇の部分が苦手なんですが、こういう時の適切な方法はありますか?
- この大学に対してこういう対策しようと思うのですが、より効果的な方法はありますか?
- 〜という意味だとは思うのですが、どうしても理解しきれないので教えてください。
これらのような自分できちんと考えた質問であれば、OKです。
まとめ:自分の質問を振り返ろう!
まとめると、以下のようになります。
- 質問すべきこととそうでないことがある。
- 質問力が高い人は伸びる。
- 質問力が低い人は思考力も低下する。
- 質問すべきときは、もうこれ以上考えてもわからない時。
さて、クオリティの低い質問ばかりしてしまうあなたは、どうすれば【「質問をする」以外の方法でこれを理解できるようになるか】を考えましょう。
そうしないと、あなたの思考力はどんどん落ちていき、いくら勉強してもムダになってしまいます。
反対に、良い質問ができるようになれば、あなたはどんどん伸びていきます。
自身の質問を振り返り、きちんと思考した形跡のある問ができているかどうかを考え、実行に移しましょう!
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