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てこの原理のように小さなチカラを大きなチカラに変え、

『社会の常識、ここ変じゃない?』を変革する。

常識を変革するためには、小さなチカラを大きなちからに変換する必要です。

小さなチカラを大きなチカラに変換できない原因は、

社会で勝手に常識と決められた「しがらみ」です。

そのしがらみに「おかしくね?」とテコ入れするしていきます。

小さい力で、社会を変える大きな力を一緒に育てていくメディアです。

【部活動は廃止すべき?】これからの部活動に求められていること

部活動は果たして、学校教育に必要なのでしょうか?

あなたはどのように思いますか?

個人の感情ではなく、“これからの社会にとって”必要なのかという広い視点で考えてみましょう。

当たり前のように存在する部活動ですが、決して良い側面ばかりではありません。

たとえば、平成24年にとある高校のバスケットボール部で、体罰を受けた生徒が自殺するなど、学生が心身を傷つけられた事例は多く存在しています。

「パワハラ」という言葉や考え方が広まり、社会的に体罰の基準が下がってもなお、過剰な指導によるブラック部活問題は引き続き起こっているんですね。

また、顧問の労働環境問題も現代社会では問題となっています

2013年度にOECDが「世界34カ国の中学校教師がどれくらい働いているか」を調査した結果、日本は最も勤務時間が長く、とりわけ部活動に費やす時間が長かったようです

課外活動に費やす週あたりの時間が、他国に比べてなんと3倍以上あったのです。

さらに名古屋造形大学の調査によると、

「中学校教員は、部活動の顧問でなくても長時間労働であり、顧問を務めると過労死ラインを超える。一部の教員のみが過労死ラインを超えているのではなく,多数の教員が超えているのが事実である。」

名古屋造形大学

と述べられています。

このように、学生だけでなく教員にとっても部活動は負の側面を発揮してしまっているのです。

部活動は本当に必要なのでしょうか?。

目次

部活動ってなんのために存在しているの?メリットとは?

部活動の必要性を考えていく前に、「そもそもなぜ部活動は存在しているのか」について明らかにしましょう。

その答えは、文部科学省が定める『指導要領』というモノに書いてあります。

中学校学習指導要領(平成29年3月告示)で部活動に関する記述を見てみると、

スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること」

文部科学省-指導要領

と規定されています。

上記の内容が、高等学校学習指導要領(平成25年度)にも記載されていることから、部活動は社会生活を営む上で必要な能力を育成することを目的としていることがわかります。

また、平成16年度の文部科学白書には、青少年の問題行動や居場所づくりの必要性に関する言及があり、部活動がその役割を担うものだと考えられる記述もあります。

このように、部活動は子どもが社会生活をする上で必要な能力を育成するものであり、かつ非行防止のために存在していると考えられているんですね。

本当にみんなが部活動に参加するべきなのか?帰宅部はダメ?

たしかに、部活動は”社会で必要な能力”を育成しているかもしれません。

しかしだからと言って、必ずしも部活動でなければいけないのでしょうか?

インターネットの普及によって、さまざまな世界にアクセスが可能になったり、グローバル化の進行によって、絶対的に正しい価値観は薄れてきたりしています。

実際に、文化部に所属する生徒や課外活動に参加する学生は増加していっていますが、これは、価値観が相対化し、興味分野が拡大したという社会的な背景によるものです。

このような状況下で、本当に全員が部活動のみで時間を費やすことが正解なのでしょうか?

先ほどの社会的な能力は、課外活動や自身の興味を追求する場では得られないのでしょうか?

また、少年犯罪も年々減少していることから、「部活動で非行を防止する必要性」もあまりなくなってきてしまっています。

さらに、先ほども述べたようにブラック部活問題や教員の労働環境問題もあります。

これらのことから、一様にみんなが部活動に参加する意義はあまりないのかもしれません。

今後の部活動のありかたとは?どうなっていくべき?

いま、部活動には変化が求められています。

では、部活動はどのように変化するべきなのでしょうか。

それは、多様な関わり方ができるようにすることです。

先ほども少し述べましたが、現代社会には、「このように生きるべき」という絶対的な正解がなく、自分自身で「幸せとはなにか」の答えを出さなければなりません。

そのためには、無思考に部活動に参加させるのではなく、自分にとって「何に時間を使うことが正解なのか」を考えさせ、それが実現できるような仕組みにするべきなのです。

たとえば、部活動に参加したい人は、

  • なにを目的として部活動に参加するのか
  • 3年間の目標はなにか
  • 自分にとって週何回参加することでそれは達成できるのか

などを考えさせ、その通りに関わり方を変えられるようにすることが必要です。

また、部活動に参加しないのであれば、余った時間を

  • いつ
  • どのように
  • どこで
  • なんのために

使うのかを考えさせるべきです。

このように、それぞれが自身の目的にあった関わり方ができるように変えていくべきです。

部活じゃなくてもいい。あなたの興味のタネ、才能を探そう。

人生は、「没頭できるなにか」があると非常に豊かになります。

あなたにとって、「没頭できるなにか」とはなんでしょうか?

それが部活動なのであれば、部活動に没頭してください。

部活動以外なのであれば、そちらに没頭しましょう。

もし、見つからない人がいたら、いろんな経験をし、あなたの興味のタネを探しましょう。

これらのことは、部活動への参加が強制的である空気の下では実現することはできません。

そのため、部活動への参加を強制的に促すような空気感や仕組みを変え、部活動で時間を浪費する学生や教師を増やさないようにするべきだと私は考えます。

その興味のタネに水を撒いていけば、没頭できるものが見つかるかもしれません。

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この記事を書いた人

27歳です。

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